12.残雪

作詞:西郷たけし
作曲:大野一二三

俺がやらなきゃ 誰がやる
どうせ一度は 散る命
義理と恩義を サラシの奥に
抱いた男の 肩先を
馬鹿な奴だと たたく雪

済まぬ許せと 背にかけりゃ
泣いているよな 襟足が
たまらない程 又いじらしい
うらみましたぜ この稼業
恋という字を 消した雪

さわぐ心に 冷酒を
くんで三途の 川をゆく
地獄参りの 一本道さ
ぐいとにらんだ 男影
つつむ今夜の ぼたん雪